


居酒屋のオーナーと補償の話がまとまり、
手打ちの乾杯をしている時にテレビで地震の速報。
阪神淡路大震災だった。
戦後につくられた脆弱な木造建物群は、 全国の都市に膨大に広がっている。 これらを景観や街のにぎわいを考えながら
少しでも安全な街につくりかえるのが再開発。
その時最も重要なのが、地権者の生活再建、営業再建。
この地区には、ちょっと怖い地権者が居た。
覚悟を決めて乗り込んだその筋の事務所、 意外と話がわかる親分だった。
札幌手稲本町2・4 地区第一種市街地再開発事業 1994―1998
事業概要
事業名 手稲本町2・4地区第一種市街地再開発事業
施行者 手稲開発株式会社( 個人施行者 )
施行地区 北海道札幌市手稲区手稲本町2条4丁目
事業関係者
再開発コーディネート ㈱アーレックス
基本設計・実施設計 ㈱INA新建築研究所
事業経過
1991年
3月 地権者有志の呼びかけにより、街づくりの勉強会が始まる
1992年
1月 再開発協議会結成
1993年
7月 優良建築物等整備事業の施行を前提に組織を優良再開発準備会へ移行
1994年
1月 地権者の出資による事業施行法人 手稲開発 (株) 設立
4月 事業手法を第一種市街地再開発事業に変更し、組織を市街再開発備会に改称
10月 北海道住宅供給公社が事業参画(共同住宅棟保留床取得者)
1995年
7月 都市計画決定(高度利用地区・第一種市街地再開発事業)
8月 事業計画認可
12月 権利変換計画認可・権利変換期日
1996年
1月 土地明渡期日
4月 施設建築物等建設工事 着手
6月 商業施設A・B棟共通のビル愛称が公募により「キテネ」に決定
11月 商業施設A・B棟 オープン
1997年
10月 施設建築物竣工・工事完了公告
1998年
4月 事業終了認可申請